犯人は一人だけで、その犯人だけが嘘をつく。三人の証言を場合分けして、犯人を決める。
状況記録
倉庫から商品が盗まれた。疑われているのは、荒木、井上、宇野の三人。犯人はこのうちの一人だけで、犯人だけが嘘をつき、ほかの二人は本当のことを言うことが分かっている。
三人の証言は次のとおり。
- 荒木:「盗んだのは井上だ」
- 井上:「私は盗んでいない」
- 宇野:「荒木は嘘をついている」
捜査資料
証拠品
E-1荒木の証言「盗んだのは井上だ」
E-2井上の証言「私は盗んでいない」
E-3宇野の証言「荒木は嘘をついている」
現場図面
図面
時系列
- 倉庫の商品が盗まれたと分かる。
- 三人がそれぞれ証言する。
- 犯人だけが嘘をつく。
ヒント
行き詰まったら、ヒントを順番に一つずつ開封してください。
ヒント1を開封する
犯人を一人決めて、三人の証言が条件を満たすか確かめましょう。
ヒント2を開封する
嘘つきが二人になったら、その仮定は誤りです。
ヒント3を開封する
三つの仮定を、順番に確かめます。
推理する
真相に最も近いものを選んでください。
真相
荒木
答えは「荒木」です。
犯人を一人ずつ仮定して、「犯人だけが嘘、ほかは本当」になるか確かめます。
- 荒木が犯人なら、「井上が盗んだ」は嘘。井上の「盗んでいない」は本当。宇野の「荒木は嘘をついている」も本当。条件を満たします。
- 井上が犯人なら、荒木の「井上が盗んだ」は本当、井上の「盗んでいない」は嘘。ここまでは成り立ちますが、宇野の「荒木は嘘」が間違いになり、宇野(犯人ではない)が嘘をついたことになって矛盾します。
- 宇野が犯人なら、荒木の「井上が盗んだ」が嘘になり、荒木まで嘘つきになってしまいます。
矛盾なく成り立つのは、荒木が犯人の場合だけです。
解説図
推理ポイント
- 犯人を仮定して、全員の証言を点検する
- 嘘つきが「犯人の一人だけ」になるかを見る
- 成り立つ仮定が一つに絞れたら、それが答え
なぜ騙されるのか
一番目の証言「盗んだのは井上」を信じてしまうと、井上が犯人に見えます。仮定を一つずつ検証する習慣がないと、早合点します。
類似トリック
- 場合分けで犯人を絞る嘘つきパズル
- 一つの仮定の矛盾から消していくタイプ
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