
港の倉庫から、骨董品の箱が盗まれた。午前0時の巡回では異常がなく、午前6時に盗難が発覚。
犯人は、荷を積んだ小舟で川を下り、途中の低い橋をくぐって海へ出たと考えられている。橋の桁下は、基準面から2.9m。荷を積んだ小舟の上端は、水面から1.9mだ。橋をくぐれるのは、潮位が1.0m以下の間だけ。
その夜の潮位は、0時:1.8m、1時:1.4m、2時:0.9m、3時:0.5m、4時:0.4m、5時:0.8m、6時:1.3m。
四人の容疑者のアリバイは次のとおり。
橋をくぐれる時間に動けたのは誰でしょう。
行き詰まったら、ヒントを順番に一つずつ開封してください。
潮位が何m以下なら、小舟は橋をくぐれますか?
潮位表から、くぐれる時間帯を書き出してみましょう。
その時間帯に、アリバイのない人はいますか?
橋をくぐれる時間に動けたのは誰でしょう。
真相に最も近いものを選んでください。
椎名
答えは「椎名」です。
橋をくぐれるのは、潮位が1.0m以下の時間。表では2時(0.9m)から5時(0.8m)までの間です。小舟が橋を通るのは、この3時間のどこかになります。
岸は1時から5時、滝は2時から6時、三好は2時から5時まで、アリバイがあります。通れる時間のほぼすべてが埋まっています。唯一、3時以降が空いている椎名だけが、3時から5時の間に、橋をくぐることができました。
盗難の舞台は「夜中」と大づかみに考えがちです。潮位という物理条件で時間を絞ると、アリバイの読み方が変わります。
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